1年目(1期生)を始めた頃はこんな感じでしたよ。たった数個のブロックを正しく繋げるのも?という状態です。

こんな生徒達がおよそ1年でこうなりました。最終課題。マルバツゲームの最終チェック場面です。
何もないところからマルバツゲームを完成させます。
指導者はその日の工程を指示すること(今日はゲームの盤を作りましょうのように)とその工程で詰まったときに模範解答ではなくダメな所の指摘とヒントを与える程度です。
自分たちで考えて作り上げていくので、こちらが想定しているプログラムとは違う形になっています。でも動きは同じです。動画にもありますが、この誰でも知っている簡単なマルバツゲームが作れたら中級クラスのレベルは軽くクリアしています。

指導をするに当たり、こういう生徒が出たら面白いだろうなぁと思っていたことがこれです。
「ぶつぶつ独りごちる」ということ。

塾でも頭の良い子に多いのです。大体難問を与えると「独りごち発動!」となるのです。
そして私自身も複雑なことを考えるときは「独りごちる」ことが多いです。その方が効率が良いのです。思考にブーストが効く感じですね。

プログラマーの脳の使い方という記事でも書きました。以下ですね。

プログラミングの世界にはラバーダッキングという言葉もあって、独りごち推奨なんですね。問題解決能力が高まるということが心理学的にも示されているようです。

なんと全員が独り言を言い始めたではないですか。これは素晴らしい。複雑になってくると出るんですね。
塾でも常に頭をブラッシュするように、生徒の限界のすれすれを狙って授業するようにしています。その方が生徒の頭が良くなるのを実感したので。ただし、レベルを超えすぎると思考停止しますので無理は禁物。
ちょうど良い塩梅のところで「独りごちる」生徒が出ます。
プログラミング教室もそういう良い塩梅のレベルだったんだと安堵しました。

お子さんは問題を解いて間違っていたらやり直しをやりますか?
これもなかなか難しいことなんです。成績の良い生徒でそこを疎かにする子は少ないです。でもみんながみんな出来るわけではないんですね。
それがどうでしょう。以下の動画では失敗してもめげずに修正を繰り返しているのが見て取れます。こういう姿勢というか、経験が勉強の場面でも活かされるのだと思います。
やったことのない子にその有用さは響かないし、出来たときの達成感も理解できないけれど、こういう経験をしておけば「勉強のやり直しも一緒」と気付けるはずだと思うのです。

この動画のプログラミング画面はそれぞれが考えたモノですからひとりひとり違います。
ページ上段の動画にあるプログラミング画面と比べてみて下さい。こんなことが一人で出来るようになるなんて、ものすごい成長をしていることが分かるはずです。


プログラムのコード(ブロック)の意味を考えながら
先生も一緒に。それでも思い通りにいかないもんです。。。
下の画像と比べて下さい。同じ動作を再現するプログラムです。こっちは小学4年生がつくりました。
こっちは小学5年生。みんなそれぞれが考えるからプログラムは全然違う書き方になりますね。