お久しぶりすぎますね。まぁこちらのページは本丸と比べるとアクセスがほぼないのではありますが。
年末ということでこれまでのご報告をば。
ここまでは順調に中級コースを消化している感じです。初級ではプログラムは前から順番に実行されることをしっかりと学びました。
そのために、途中で処理を待たせるということを頻繁に使ったわけです。
ロボット(鉄道)が実際に動くので待ち時間が発生するわけですね。
プログラム自体も学びますが、なによりもプログラミング的思考です。
例えば初級での重点目標として、前述のものに加えて、命令系統を塊にして仕事細分化するということをやってきたわけです。こういうのは小学生で考えることはあまりないことですよね。
ケーキ作りをするときに必要な道具と作業の順番をしっかりと把握して、複数の小人さんに指示を出していくことを考えるという感じです。
いわゆるリーダーの仕事です。
中級になりますと細分化された塊が順番に動くだけではなく、それぞれの塊がどうかなったときに別の塊に指示を出す。その指示を受け取った別の塊はすぐに実行するのか、それともいったん待つのか、そういったことを学習していくのです。
小人さんにも意思決定権を与えていく感じですね。
これを人間相手にするならまだ楽なのですが、相手は言葉が通じないコンピューターです。これを主に変数を操作することで実行させる練習をしています。
こうなってくると小学生にとっては大変高度な思考が要求されるようです。場合分けが頻繁に出てくるんですね。客観視もできていないと複数の事象に対応できなくなります。
10月くらいからでしょうか。この作業が始まって「難しい!」「訳が分からん!」という声が聞こえ始めると同時に、独り言をぶつぶつ言い始めるようになってくれました。
この独り言が出るというのがやはり大きなポイントのようです。詳細は過去記事に譲るとして、脳がフル回転している証拠であるようなのですね。
実際に家に帰ってくるなり、頭が大変疲れたという感想を漏らす生徒が複数。。。
迎えに来た時の授業後の様子を見たら遊んでいるようにしか見えないのに「ほんとに頭使ってるんですか?」って質問されました。
使っております。大変にむつかしいことをやっていると思います。
さて、こんな感じで年明けてからもあと2か月、ロボット制御では変数を使いながら場合分けを色々とやっていきます。
スクラッチでも変数をスイッチにして最終ゲームの製作に入ります。
最終ゲームはみんなで協力して作り上げてもらいます。私は完成形を見せるだけ。作っていく部分の順番はお示ししますが、内容はほとんど教えません。さあどうなるか。
上級コースも続けたいという子どもも出ましたので、来年度は募集人数が減ります。どうしようかなとお考えの方はお早めにお問い合わせください。