第2期生もずいぶん成長してくれました。2022年度生の感想として、PCへの親和性がものすごく高くなっていることがあげられます。学校配布のタブレット効果なんでしょうね。たった1年ですが、段違いです。
そしてScratchが楽しくてしょうがないみたいということ。学校では満足するまで好きにいじることができないようです。ただ、特徴としてデザイン変更への興味関心が大きいなぁという感じがします。これはプログラミング的思考からは外れるところなので独創性を認めつつ本筋に戻してやる必要を強く感じる1年となりました。
実際に1年目と違い指導上心掛けたこととしまして、できるだけ自分でさせるということです。半年経過するくらいまでは基本的なことを身につけるために真似をさせるなかで身につけさせていくことを重視していたのは同じなのですが、中級に入って以降はほとんど教えない(正解を見せない)形に変えたことです。
色々と自分でやりたい気持ちが強いことを何とか利用できないかなと。ここでいう自分でやりたいというのがデザイン変更などであったということで本筋からずれるよなーと。
あるお母さんの話ではある日突然泣きながら帰ってきたことがあったそうな。途方に暮れたんでしょうな。みんなはできたのに自分はできなかった!って。
とっても素敵な反応だと思いました。その気持ちは次に必ずつながっていくわけですし。闘う相手は友達ではなくて自分自身。コンピューターはたったひとつのミスも許してくれません。書き直しても書き直してもコンピューターに無視され続けるわけです。悲しいですね。でも動いたときの感動はひとしおです。みんな声を上げたり、ガッツポーズをしたり。それでいいのです。試行錯誤とその結果の成功は心の成長にも役立つんではないかと思う次第です。
先日、中級の課題をクリアした生徒のプログラムです。全部自作です。すごくないですか?ほぼ1ヶ月くらいかかってますけど。