本日は朝から自習室を使わせて欲しいと中学生がお願いしてきたので10時から隣の教室を開放しておりました。そういうわけで音楽もかけずにのんびりしていたらチリンと小さな音が。入り口の扉に鈴が付いているのです。
なるほど、こんな小さな音でこっそり入ってきているのかぁ。そりゃあ音楽かけてたら気がつかんなぁ。
まさか自習が行われているとは思っていなかった小学生は普段通りにこっそり入ってきたのでした。今日はバレてるぞぉ!
午前の部、鉄道の方はというと1名のプログラムがなかなか思うように完成しないのでバグ取りをヒントを与えながらずっとやりました。残りの2名は次の課題を黙々と。
どうしても時間で制御してしまうのをセンサーの反応をきっかけにするようにというのが難しいようです。
電車を走らせ初めて、30秒経ったときに停止の命令を送る。これを
電車が走っていて、ある地点を通過したというセンサーが反応したら停止の命令を送る というように移行していきたいわけです。電車というのは前にも後ろにも動きます。センサーはそこを電車が通過したことを教えてくれるだけで、その電車がどっちに向いて走っているかは教えてくれません。
ですから、どっちに向いて走っているかをチェックする方法を考えて、前向きだったらセンサーを通過して2秒後に停止命令、後ろ向きだったらセンサーを通過して5秒後に停止命令ということをしないといけないのです。場合分けも入ってくるのですね。全然出来ないのではなく、馴れないので時間がかかるようです。 中学生くらいになるとある程度は使うようになってくるんでしょうが 、小学生の日常生活では全く使わない思考回路だと思います。
午後の生徒は1ヶ月ほど先を進んでいるのですが、上述の内容を「やることが多すぎてわけが分からなくなる!」って言ってました。
そうなのです。上に書いたのは単純な1列車の往復停止ですが、往復する駅にはそれぞれ2番線まで、駅を出たらすぐに単線になる2列車の往復運転で、それぞれの駅に信号機まである。これをノーヒントで作っているのです。
結構できているのが凄い。今のところ全く手を出しておりません。かなりハイレベルなことが出来るようになってますね。
お遊びスクラッチは午前も午後も同じことをやっています。もうお遊びの範囲をとうに超えている内容ですが。
一気に全部を完成させるのは滅茶苦茶難しいのですが、ひとつひとつ、まずはこれを出来るようにしていこう!とコツコツやっていくと少しずつできあがってくるんですね。そのたびに「おー!うまくいった!」ってなってます。こういうのは理数系の問題を解いている感覚と同じですね。難しい問題に頭を悩ませて、相談しながら「出来た!分かった!」っていうのと一緒ですね。成績が上の生徒達が好んで体感していることです。良い刺激になって、色んなところに派生してくれると良いなぁと思います。