当塾のプログラミング超級シロートの先生が研修も兼ねて1年間講座を受講しました。その感想をご紹介します。
『プログラミング教室受講を終えて』
約1年間、プログラミング教室を受講させていただきました。
生まれてこのかたパソコンにあまり積極的に関わってこなかった私。
「使いこなせたら視野が広がる!」と思ったことがきっかけで受けてみようと思いました。
全く知らない分野ではありましたが、プログラミングのイメージは「パソコンに計算式を打ち込んで、ひたすら試行錯誤の連続」というものだったので、列車が並んだ線路が広がっている教室に来たときは衝撃的でした。列車に指示を送って、線路上を走らせるという講座から始まりました。はじめはパソコン上で作った指示がどうやって列車に伝わっているのかが不思議で仕方なかったです。一つ一つの指示はとてもシンプルなものでしたが、組み合わせることでどんな複雑な指示でも送ることができます。しかし、出来たと思って動かしてみてもなかなか思い通りの動きをしてくれず、どこで間違っているのかのにらめっこの日々でした。一人で黙々と進めるわけではなく、行き詰った時は先生にヒントをもらい、生徒間で教えあいながら完成を目指していきます。自分で組んだプログラムが思い通りの動きをしてくれたときの感動は何事にも代えがたいものでした。
列車を動かす講座とは別に、ミニゲームの作成や操作を行う時間もありました。普段何気なく遊んでいるパソコンやスマートフォンのゲームが、いかに複雑なプログラミングで出来ているのかを思い知らされることになりました。簡単なルールのゲームでも、作るとなると話は別で、一つ一つの動作を指示し、色んな場合分けを考えて作らないといけません。それも、出来るだけ簡略化したプログラムで。レベルとしては小学生対象の講座と聞いていましたが、発展や応用などどんどん進めていき、終わる頃には中学生~高校生レベルの考え方が身につきました。
現在は小学生の必須科目として導入されているプログラミング教育。ゴール(答え)があらかじめ与えられていて、そこに向かっての過程を考えることで、一問一答式の問題を解くことや、計算式を解くこととはまた違った思考力を培うことが出来ます。また、プログラミングを行うことでスキルだけでなく、何度失敗しても地道にコツコツプログラムを組むことが出来る粘り強さと集中力を培うことが出来ます。小学生に混ざって一緒に取り組んできましたが、生徒たちの頭の柔らかさや機転の良さには何度も驚かされました。そして何度も助けられました。
「おもしろそう、やってみたい」と思った時が吉日です。